先生と患者さんに喜ばれたい。また社員、取引き先もともに豊かに! ~代表取締役 清水清人~

プロフィール
1960年生まれ 石川県出身
1978年 金沢泉丘高校卒
1984年 岐阜歯科大学歯学部卒
1987年 歯科医院開業
2000年 株式会社歯愛メディカル設立

1.歯愛メディカルとは

設立20年余で医療系通販No.1に成長

当初は歯科医院向けの材料通販としてスタートしました。その後、歯科技工所、一般クリニック、介護施設、エステ・理美容業界、幼稚園向けの通信販売を開始。 全国8ケ所にショールーム・営業所を構え、CT・レセプトコンピュータ-・チェアユニットなど大型機器も販売しています。現在商品点数は約6万点以上、年商は400億円を越えるようになりました。

評価される経営

こうした当社の事業展開や商品開発力は行政からも評価され、2010年には石川県の「ニッチトップ企業」、2012年には「輸出倍増モデル企業」として認定を受けました。
さらに2015年には、格付機関(JCR)からは『aaa(トリプルa)』の評価も受けています。経済産業省からは、2017年に地域経済の中心的な担い手となりうる「地域未来牽引企業」の選定も受けました。2019年、環境への取り組みにも力を入れ、SDGsからの認定も受けることができました。
2020年にはコロナ禍において入手困難であった「マスク275万枚を全国の歯科医院に寄付」、石川県の「マスク購入のあっせん事業」も実施致しました。さらに、経済産業省「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」が採択され約 3/4の補助を頂き、全国の医療機関に向け安定的に衛生用品の供給や災害時における地域住民の避難を念頭に置いた新ロジスティクスセンターの建設を進めています。今後も各方面からの期待に沿えるよう経営努力を続けていきたいと考えています。

プロフィール
1960年生まれ 石川県出身
1978年 金沢泉丘高校卒
1984年 岐阜歯科大学歯学部卒
1987年 歯科医院開業
2000年 株式会社歯愛メディカル設立

2.成長の秘訣

お客様視点に立ち、新風を吹き込む

「わたしたちは共同購入のまとめ役である」
当社は、社長が歯科医院をしていて「歯科・医科という名がつくと、なんと物が高いのだろう」と、「それに挑戦してみたい」という気持ちで起業しました。ですから、いかにして売ろうという業者目線ではなく、買う側の目線で事業をおこなってきました。
我々は、お客様の為の共同購入のとりまとめ役という意識を持って、お客様のために、お客様一人ひとりではできないのですけれども、とりまとめるパワーによって交渉をし、さらにお客様の代表として新商品の選定・開発・改良をしていくことによってお客様に喜ばれることの初心を忘れないように行動していきます。

単に仕入れて売るだけでなく、オリジナル商品の企画製造をおこなっています

例として、歯科業界で販売数No.1となった歯ブラシは、歯科医である私と歯科衛生士のチームが企画開発ミーティングを重ねて設計し、製品化したものです。
こだわり抜いた機能だけでなくデザインや価格面でも創意工夫しています。「デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていく」活動をしているグッドデザイン賞も何度も受賞してきました。

グッドデザイン受賞商品

ソフトウェア・電力の提供

歯科商材や機器以外にも、医院内でお使いになるソフトウェアの提供にも力を入れています。
またどの医院でも必ずお使いになっている電気。新電力最大手のエネットと提携し安価で安定した電力供給の取次をしております。大変好評をいただいており、契約件数は1万6千件を越え、医療機関新電力シェアNo.1となりました。
他にもHP制作・オンライン診療・予約管理システム・アウトソーシング事務長、医院承継、人材エージェント、ふるさと納税などサービスを拡充しております。

歯科医院建築改装事業スタート

2020年に木造建築・設計の技術を持つ株式会社アイダ設計と業務提携をし、歯科医院建築プランの販売を開始しました。歯愛メディカルの歯科分野でのノウハウを企画プラン化し、アイダ設計が培ってきた木造建築・設計の技術と資材等の多量購入のコストパフォーマンスとのコラボレーションにより、従来よりも大幅なコストダウンにて医院の建設が実現できることになりました。

3.商品企画開発力

知恵を絞り、イノベーションを起こし利益を得る

一つの事例として、診療で使う「紙コップ」のお話をしましょう。 それまで歯科医院用の紙コップの価格は高かったが、業界では「それくらいの価格はする」と常識のように思われていたのです。
「もっと安くできないか」と調べていくと、製造工程の衛生管理もちゃんとされていて、低価格でつくれるメーカーが見つかりました。しかし私としては「もっともっと安く」したい(笑)。そこであれこれ知恵を絞ると、紙コップに「広告」をのせたらどうかというアイデアが浮かぶ。早速、医療機器や薬品メーカーにかけ合い広告を紙コップにプリントしてもらい、従来品と同品質の製品を、ほぼ10分の1の価格で供給できるようになったのです。
「お客様視点で常識を疑う」、そして創意工夫を積み重ねていく。こうした努力を「ものづくり」の段階だけでなく、販売や供給段階などあらゆる次元で展開することで、当社ならではのビジネスモデルを構築してきたのです。
「企業の目的は、顧客の創造である。顧客のニーズを満たす新しい商品やサービスが開発されたときに需要が生まれる」とドラッカーは言っていますが、まさにその通りだと思います。

4.新事業開発

通販の枠にとらわれない輸入、営業力の強化

国内だけでなく海外の良いものを速くローコストで直接お客様に提供したい。さらにはご縁があり世界でNO.1のレントゲン機器メーカーやドイツのマイクロスコープなどの日本独占販売権の取得に成功。また過去には診療で患者さんの口に粘土を入れ苦しい思いをさせてきましたが、口腔内をデジタルカメラで1秒で撮りデータをネットで当社のCADCAM加工センターに送り、ロボットが白い被せ物を製造、全国の技工所、歯科医院に送る事業が急成長しています。直近ではレセプト用コンピューターの販売も始め、営業社員は50名近くになりました。

2021年10月9・10日Ci東京デンタルショーに全国の営業社員

海外事業展開

日本は、少子化により人口減少に向かっています。国内歯科業界は飽和状態となっておりますので、海外へも積極的に展開をしていきます。
現在社内では、韓国・中国・台湾・フィリピン・ネパール・ベトナムなどの外国人社員が100名以上活躍しています。また、2012年に「輸出倍増モデル企業」にも認定され、開発した高品質なオーラルケア商品・洗浄剤等は海外でも高い評価をいただいており、輸出も急増しております。
2020年には歯愛メディカル初となる海外合弁会社「Ci Korea Co., Ltd」を設立しました。今後も海外事業を加速させていきたいと考えております。

業種にとらわれない多様な事業展開

私たちは現在、①歯科医院 ②歯科技工所 ③医科クリニック ④動物病院 ⑤介護施設 ⑥エステサロン ⑦一般消費者・・・というお客様を対象に、
1. 医療介護用品・アパレル製品などを商品開発する
2. カタログやインターネットサイトで販売する
3. 大型機器、医院建築プラン等をショールーム、展示会、営業社員にて提供する
4. 世界から製品を調達する/自社製品を世界各国に輸出する
5. 医療業界向けのコミュニケーション情報誌の発行
6. 自社によるコールセンターの運営・お客様の声の収集
7. 自社による物流センターの運営
8. 医療機関を中心に電力小売、ホームページ作成代行、アポイントメントシステムの提供
・・といった多様な事業を展開しています。
一見するとランダムに見えるこれら事業の根底に流れているのは、「医療・介護現場で、お客様視点に立った誠実なビジネスを立ち上げることで、医療者と患者さんに喜んでもらいたい」という一つの想い。当社はこれからもこの想い実現のために、新たな事業分野に積極的にアプローチしていきます。

成長するBtoC事業 子会社デンタルフィット

CiはBtoBを中心に経営をおこっていますが、BtoCに関しましては、子会社の社長に経営を一任しています。2017年には、楽天ショップオブザイヤーも受賞しその後も3年連続で楽天の三木谷社長からも表彰されています。成長の速度はどの事業よりも高く今期は年商20億円を突破して成長を続けています。
今後も子会社を任せられる方や、自身で事業を提案し立ち上げるような人材にたくさん来ていただきたいですね。

楽天 三木谷社長とデンタルフィット 大畠社長

広告出版事業

石川県にて発刊されている「Clubism(クラビズム)」という全国のタウン誌の中でも評価の高い月刊誌がありました。歯科医院様向けにフリーペーパーで情報発信をしたいと思い制作を依頼したところ快く受けて頂き「Dentalism」を発刊することができました。しかし、残念なことにコロナ禍で事業継続が難しくなったため、出版元の金沢倶楽部の元社員に来ていただき「広告出版事業」がスタートしました。早速新規事業として、医療機関のオーナー、奥様向けフリーペーパー「かがやき」(15万部)も発刊し「歯の健康は全身の健康につながる」、医科・歯科・薬科の連携、地元北陸の情報発信などをおこなっています。

5.あらゆる才能を活かせる場がある

チャレンジ精神を発揮できる多彩な「場」がある

上に述べたように、当社の事業領域は多彩かつ多様。だから多様な才能を発揮できる仕事があります。
例えば、リーダーシップを発揮し新事業を立ち上げていくアントレプレナー型の人。逆に、コツコツと一つのテーマを深く掘り下げていきたい人。広告や販売促進に興味のある人。新しい商品企画をやってみたいと思っている人。医療を通じて人々に役立つ仕事をしてみたい人・・・これらすべての人が生き生きと働いていける「場」があります。
当社の社員に必要な条件はただ一つ、自分で考え自分で行動を起こしていく「チャレンジ精神」、ただそれだけです。

働きやすく力を発揮しやすい風土

社長と社員との距離が近く、垣根を設けずざっくばらんにコミュニケーションが取れるのも当社の特長です。当社では社員に対して毎月1回のガラス張りの社員会をおこなっており、そこでは経営数値もオープンにしています。情報や業績を共有しながら、全社一体となって取り組んでいける風通しの良い環境があります。
また各部署ごとに社長と語り合うランチミーティングも定期的に開催されています。
さらに京セラフィロソフィなどをテーマにしたランチミーティングなどを数チームに分けておこなっており、個々の成長を応援しています。

変化をチャンスに 人々に喜ばれる仕事を

現在コロナ禍で通販そのものの重要性が認識され、急成長しています。
またその反面、人と人との触れ合いも求められています。その変化をチャンスと捉え、新しいビジネスを立ち上げていこうとする人、ただ単に利益を追うだけでなくお客様や患者さん、さらには社会の人々に喜んでもらえる仕事を立ち上げていこうとする、そんな人を求めています。 やる気に満ちた、チャレンジ精神旺盛な人との出会いを、楽しみにしています。

白山本社

CAD/CAMセンター

大阪ショールーム

6.今後の展望と夢

次世代型新物流センター建設計画

我々は今まで6回社屋を移転し、その度にステップアップして、社員が増え売上が増加した経験をしています。2015年に現在の白山ロジスティクスセンターへ移転しその際も大きく成長することができました。2021年には「サプライチェーン補助金」が採択され、能美ロジスティクスセンターを着工致しました。2023年中頃には完成して出荷能力が3倍から4倍になりますので更なる成長が期待されます。また、建物は最新の耐震構造でヘリポートも設けています。マスク・グローブ等の感染予防商品やおむつなどを常備備蓄しており、地域住民の方の防災拠点の役割も果たしていきたいと考えております。
今からは完成をみすえ、その成長に耐えられる人材組織を作っていきたいと思っています。

オフィス、社員食堂からは白山が眺望できます。

歯髄再生 アエラスバイオ社との取組

2018年に、歯髄関連事業推進のための新会社「アエラスバイオ株式会社」をエア・ウォーター社と合弁で設立しました。
トカゲなどが尻尾を切られると幹細胞を使って再生するように、人間の体も再生が可能です。その幹細胞は「脊髄」「さい帯血」「脂肪」「歯髄」等で取ることができます。「脊髄」は脊髄注射でとるのですが、すごく痛いですし、「さい帯血」は一生に一回しかチャンスがありませんし、「脂肪」は細胞の質が良くありません。「歯髄」は固い歯のエナメル質に囲まれており、DNA的損傷も少なく増殖能も脊髄の倍以上という質の高い幹細胞が採取できます。「乳歯」や「親知らず」から取り出すことができ簡便です。
一度歯の神経が死んでしまうと、枯れ木と同様に強度が弱くなり、もったいないのですが歯を大きく削って被せなくてはなりません。しかし、歯の神経を再生できれば強度が戻り、穴を埋めるだけの最小限・最短処置で済みますし、再び神経がある生活歯になれば寿命も長くなり、歯科治療技術も劇的に変わります。アエラスバイオでは、歯科医院で抜歯された歯から、「歯髄」を採取・培養・加工するための高い技術を持ったセンターを有しており、歯髄幹細胞の受託製造や「幹細胞バンク」をおこなっています。
2021年7月には、厚生労働省に届け出をおこない世界初の歯髄再生ができる歯科クリニックを神戸にオープンしました。8月には、愛知・大阪・福岡の3医院にて治療が開始されました。今後、歯髄再生治療を受けることができる歯科医院を全国に拡大してまいります。
さらには、幹細胞バンクを作り不幸にも事故などで体の損傷を受けた場合、再生して修復するという再生医療を発展させる努力をしていきます。
当社はそれを全社員の夢として、人類の進歩・発展に寄与していきたいと強く願っています。